7/1(土)、退院後初めての通院。
今日は、アキレス腱断裂後の手術が行われて約2週間が経ちました。
この日は、出来上がった装具・義肢を付ける日です。
まず、医師の診察が行われ、足首の動きや、キズの具合を見て、抜糸が行われます。
昔のイメージで、縫ってある糸を抜くのかと思っていましたが、実際は違います。皮膚を縫っている糸は、内側で縫われていて、自然に無くなるんだそうです。
今の抜糸というのは、皮膚に覆っていたシールをはがすことを言うんだそうです。
ペリッとはがして抜糸終了です。これ以降は、手術をした部分の皮膚は、外気に触れた状態です。
実際、アキレス腱の辺りの患部を見ると、まだ、見るも無惨な状態に見えますが、先生曰く、
「だいぶきれいになりましたね。」
とのこと、「どこが」と思いましたが、手術時に比べ、そして、2週間経った状態としては、という意味なんでしょうね。
ちなみに、写真左の黒い線は、手術時に書いたマジックの後です。たぶん、ここからメスを入れるぞ、という位置なんでしょうね。
くるぶしの下も、うっ血が残ってます。
メスを入れたところは、完全に塞がっているのは、確認取れますが、黒いカサブタがいくつもあります。全体的にまだ腫れやむくみがあるように見えます。さて、これがどんな感じでよくなっていくんでしょう。
リハビリ時の歩行補助装具を着ける
診察を終え、リハビリ室に行くと、すでに歩行補助用の装具が用意されていました。
この装具の特長は、足首・アキレス腱を完全に固定することです。
靴底は、上げ底になっていて、4枚の板が入っているそうです。
外から見るとわかりませんが、履いてみるとハイヒールを履いた感じになっていて、足首が、反り返らないようにしています。
アキレス腱断裂で切れたアキレス腱を手術でつないだので、まだ、足首をそらすことができません。もし、無理にそらしたら、再断裂してしまいます。
それならないようにするための器具のようです。
うちのカミさんは、「ガンダムみたい」って、笑ってました。
この装具は、固定するために工夫がされていて、右横にダイヤルがついています。何をするモノかというと、下肢の1.右側、2.左側、3.後ろ側を固定するためのモノです。
側面に浮き輪みたいのが入っていて、それぞれを膨らませて、下肢の部分を固定します。
上にある黒い部分が、空気を入れるためのポンプです。
1番にダイヤルを合わせて、ポンプを押すと、右側に空気が送り込まれて、足を圧迫固定します。2番だと、右側の固定、最後に、3番で後ろを固定します。
これで、アキレス腱周りをしっかりとガードします。
ちなみに、大きな黒いポンプの下にある小さな黒いモノは、空気を抜く時に押すボタンです。
よくできてますね。感心しました。でも、この装具、8万円近くもするんです。高いです!
リハビリ時の装具を着けて歩いてみる
そして、今日のリハビリは、この装具を付けての歩行訓練。平坦な所を歩いたり、階段の上り下りの練習。とにかく歩きにくい。
なぜなら、片足が高いハイヒールを履いて、片足が普通の靴を履いて歩くようなものだからです。2本の松葉杖の補助が無ければ、歩けたものではありません。
ただ、この装具を付けている限り、ちょっと転んだぐらいでは、再断列をおこすような事は無いそうです。その点は、安心しました。
靴底にかさ上げしている板は、しばらくてから1週間に1枚ずつ抜いていって、低くして足をならしていくそうです。低くなれば、歩きやすくなるのでしばらくは我慢です。
つづく。
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